- ガードリテンションの
理解が深まる - ディフェンス能力が向上する
本日のテクニック
ラクラン・ジャイルズ先生による
ガードリテンションです。(Lachlan Giles)
ガードリテンションの基本が
わかりやすくまとまっているから
ラクラン先生は
グラップリングで超有名な選手です。
2019年のADCCで魅せたヒールフックは、
シーンに大きな衝撃を与えました。
このテクニックを学びたい方は
以下の教則がオススメです。
![](https://world-bjj-library.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c36c77df19b12db327db1ca101a8c948.jpg)
今回のテクニックは
グラップリングではなく柔術です。
ラクラン先生は
ボトムのガードがとても強く、
ガードリテンションの教則も出しています。
![](https://world-bjj-library.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c630b4d472cb32392014686ab8ec8c22.jpg)
そんなラクラン先生の
ガードリテンションを今回は紹介します。
コンパクトにまとまっているので、
紹介したいと思いました。
![](http://world-bjj-library.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
ガードリテンションって
何ですか?
![](https://world-bjj-library.com/wp-content/uploads/2022/03/Base-150x150.png)
ボトムポジションの際に、
ガードとガードを変化する動き!
ガードリテンションが上手いと
パスガードされなくなるよ!
相手のパスガードなどのアタックに対して、
エビや足回しで滑らかに変えられると
ディフェンス力は大きく向上します。
今回は2種類のリテンションについて
説明しています!
- リバースデラヒーバ
→クローズドガード - リバースデラヒーバ
→デラヒーバ
では、テクニックを見てみましょう!
テクニック詳細
詳細な手順を説明します。
画像はすべて動画からです。
ご了承ください。
Step1. リバースデラヒーバ
相手はクロスニーパスを仕掛けてきました。
ボトムの選手は
相手の膝がマットにつかないように
リバースデラヒーバのフックを作ります。
–動画 00:50開始–
膝がマットについてしまうと、
かなり不利な状況になってしまうので
注意しましょう!
反対の足は相手の腰に当てて、
相手との距離をコントロールします。
もし、腰に足が入らないときは
ラッソーを作るときのように
足を回して肩を蹴る選択肢もあります。
次に腕の使い方です。
何もしないと
クロスフェイス(枕)を取られてしまいます。
クロスフェイスを取られると
相手のプレッシャーを受けてしまい、
非常に厳しい展開になってしまいます。
そのため、
上の手で遠い襟(対角の襟)をつかみます。
このときの掴み方は逆手です。
–動画 01:45開始–
遠い襟をつかむことで
相手の肩を止められます。
そして逆手でつかむことで
肘のフレーム(前腕)ができます。
この肘のフレームで
相手の顎周りをコントロールできます。
しかし、上の手だけでは
相手のクロスフェイスを防ぐには
不十分です。
下の手も使いましょう!
下の手は
遠い袖のコントロールを狙います。
袖のコントロールができると、
クロスフェイスを未然に防げますね!
しかし、
相手もつかませないようにしてくるので、
いきなり袖をつかむのは非常に難しいです。
袖ではなく二頭筋を抑えよう!
–動画 02:10開始–
今日のポイントです。
最初は袖を一気につかみのではなく、
まずは二頭筋を止めましょう。
二頭筋を直接止めたのちに
つかむ位置を下げていき、袖をつかみます。
二頭筋を狙うことで、
必然的に相手の内側から出ないのも
グッドなポイントです。
ここでもう一つポイント!
両手両足で相手を崩し続けること!
リバースデラヒーバで
他に大切なポイントは、
両手両足で相手を崩し続けることです。
相手の腰を蹴ったり、
袖を押し込んだり様々な動きをして
崩し続ける必要性があります。
何もせずに止まっていると
プレッシャーを受けてしまう
非常に辛い状況になってしまいます。
袖をつかめていないときに相手を崩せると、
相手がマットに手をつくこともあります。
このマットについた手をつかんで、
袖をコントロールするという手段も
あります。
Step2.リバースデラヒーバ→クローズドガード
では、クローズドガードに変えましょう。
先ほどの組手から、
リバースデラヒーバのフックを
そのまま外してしまうと
間違いなくパスガードされてしまいます。
そのため反対の足で、
しっかりと腰を蹴って
まずはスぺ―スを作ります。
–動画 05:20開始–
スペースができたら足を抜いて、
相手の腰横まで出します。
相手の腰の正面ではなく、
腰横まで足を出す。
これ、結構大切なポイントです。
腰の正面で止まってしまうと、
すぐに相手に足を落とされて
リバースデラヒーバに戻ってしまいます。
腰横まで足を出せたら、
腰の向きを反対に切り替えます。
両腕で相手を引き寄せて、
クローズドガードに引き込みます。
–動画 07:00開始–
そのままオモプラータに
エントリーするパターンもあります。
Step3. リバースデラヒーバ→デラヒーバ
次にリバースデラヒーバから
デラヒーバに変えるときです。
クローズドガードに変えようとした際に、
相手が膝を入れて防いでくることが
あります。
このままでは
クローズドガードを作ることができません。
しかし、
このときはデラヒーバを作るチャンスです。
–動画 09:23開始–
おしりを落としてひざを差してきた相手は
膝裏が空きます。
外側の足でデラヒーバフックを作ります。
組手の変え方
遠い袖→近い襟
遠い襟→近い袖or踵
組手の変え方が
デラヒーバでのポイントです。
相手の頭を上げさせないように
しっかりと引き付けた状態で
組手を変えましょう!
デラヒーバに対しての
相手のリアクションは
跨いでくることが多いです。
跨ぐことでHQポジションをつくり、
ニースライスやスマッシュパスに
繋げたいからですね。
これを防ぐためには
どのように対処すればいいのでしょうか?
ラクラン先生は
”相手が跨いできた瞬間に、
足で蹴って相手を崩す。”
と、説明しています。
–動画 10:25開始–
相手は蹴られたことで
バランスを崩してマットに手を付きます。
バランスを崩した相手には、
シットアップガードで攻めてもヨシ!
デラヒーバXで攻めてもヨシ!
後ろに崩してベリンボロでもヨシ!
お好きなデラヒーバのアタックで
攻めてください!
最後に
ガードリテンションは
正直地味なテクニックです。
打ち込みで練習することを
あまりしない人もいるかもしれません。
しかしながら、寝技において
非常に大切なテクニックの一種であることは
間違いありません。
そのため今回コンパクトに大切な部分が
まとまっているこの動画を紹介しました。
ガードリテンションの基本が
わかりやすくまとまっているから
この動画をみて
是非一度は練習してみてください。
守備力が上がると、
攻撃力も上がること間違いなしです!
- ガードリテンションの
理解が深まる - ディフェンス能力が向上する
最後までご覧いただき、
ありがとうございました!
参考
ラクラン・ジャイルズ先生のSNSは以下の通りになります。
Instagram:
ラクラン・ジャイルズ先生の教則は
以下の通りになります。
![](https://world-bjj-library.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/298ec7ed349007a9e66ee5d480e73a91.png)
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