防御は最大の攻撃!ラクラン・ジャイルズ先生です!

Technique/テクニック
この記事を読んだ後
  • ガードリテンションの
    理解が深まる
  • ディフェンス能力が向上する

本日のテクニック‪

ラクラン・ジャイルズ先生による
ガードリテンションです。(Lachlan Giles)

紹介理由

ガードリテンションの基本が
わかりやすくまとまっているから

Transitions and controls between RDLR, closed guard, and DLR

ラクラン先生は
グラップリングで超有名な選手です。

2019年のADCCで魅せたヒールフックは、
シーンに大きな衝撃を与えました。

Lachlan Giles vs Patrick Gaudio – 2019 ADCC World Championships

このテクニックを学びたい方は
以下の教則がオススメです。

Leg Lock Anthology: 50/50 by Lachlan Giles
The Leg Lock Anthology: 50/50 by Lachlan Giles Learn the never before seen submission system that shocked the world at The ADCC 2019 ADCC Absolute Medalist Lach...

今回のテクニックは
グラップリングではなく柔術です。

ラクラン先生は
ボトムのガードがとても強く、
ガードリテンションの教則も出しています。

Guard Retention Anthology Bundle by Lachlan Giles & Ariel Tabak
Lachlan Giles and Ariel Tabak show you a total technical gameplan for keeping your guard against any attack or situation Defend knee cuts, half guard passes, sm...

そんなラクラン先生の
ガードリテンションを今回は紹介します。


コンパクトにまとまっているので、
紹介したいと思いました。

ガードリテンションって

何ですか?

ボトムポジションの際に、
ガードとガードを変化する動き!

ガードリテンションが上手いと
パスガードされなくなるよ!

相手のパスガードなどのアタックに対して、
エビや足回しで滑らかに変えられると
ディフェンス力は大きく向上します。

今回は2種類のリテンションについて
説明しています!

List
  • リバースデラヒーバ
    →クローズドガード
  • リバースデラヒーバ
    →デラヒーバ

では、テクニックを見てみましょう!

テクニック詳細

詳細な手順を説明します。

画像はすべて動画からです。

ご了承ください。

Step1. リバースデラヒーバ

相手はクロスニーパスを仕掛けてきました。

ボトムの選手は
相手の膝がマットにつかないように
リバースデラヒーバのフックを作ります。

–動画 00:50開始–

膝がマットについてしまうと、
かなり不利な状況になってしまうので
注意しましょう!

反対の足は相手の腰に当てて、
相手との距離をコントロールします。

もし、腰に足が入らないときは
ラッソーを作るときのように
足を回して肩を蹴る選択肢もあります。

次に腕の使い方です。

何もしないと
クロスフェイス(枕)を取られてしまいます。

クロスフェイスを取られると
相手のプレッシャーを受けてしまい、
非常に厳しい展開になってしまいます。

そのため、
上の手で遠い襟(対角の襟)つかみます。
このときの掴み方は逆手です。

–動画 01:45開始–

遠い襟をつかむことで
相手の肩を止められます。

そして逆手でつかむことで
肘のフレーム(前腕)ができます。

この肘のフレームで
相手の顎周りをコントロールできます。

しかし、上の手だけでは
相手のクロスフェイスを防ぐには
不十分です。

下の手も使いましょう!

下の手は
遠い袖のコントロールを狙います。

袖のコントロールができると、
クロスフェイスを未然に防げますね!

しかし、
相手もつかませないようにしてくるので、
いきなり袖をつかむのは非常に難しいです。

Point

袖ではなく二頭筋を抑えよう!

–動画 02:10開始–

今日のポイントです。

最初は袖を一気につかみのではなく、
まずは二頭筋を止めましょう。

二頭筋を直接止めたのちに
つかむ位置を下げていき、袖をつかみます。

二頭筋を狙うことで、
必然的に相手の内側から出ないのも
グッドなポイントです。

ここでもう一つポイント!

Point

両手両足で相手を崩し続けること!

リバースデラヒーバで
他に大切なポイントは、
両手両足で相手を崩し続けることです。

相手の腰を蹴ったり、
袖を押し込んだり様々な動きをして
崩し続ける必要性があります。

何もせずに止まっていると
プレッシャーを受けてしまう
非常に辛い状況になってしまいます。

袖をつかめていないときに相手を崩せると、
相手がマットに手をつくこともあります。

このマットについた手をつかんで、
袖をコントロールするという手段も
あります。

Step2.リバースデラヒーバ→クローズドガード

では、クローズドガードに変えましょう。

先ほどの組手から、
リバースデラヒーバのフックを
そのまま外してしまうと
間違いなくパスガードされてしまいます。

そのため反対の足で、
しっかりと腰を蹴って
まずはスぺ―スを作ります。

–動画 05:20開始–

スペースができたら足を抜いて、
相手の腰横まで出します。

Point

相手の腰の正面ではなく、
腰横まで足を出す。

これ、結構大切なポイントです。

腰の正面で止まってしまうと、
すぐに相手に足を落とされて
リバースデラヒーバに戻ってしまいます。

腰横まで足を出せたら、
腰の向きを反対に切り替えます。

両腕で相手を引き寄せて、
クローズドガードに引き込みます。

–動画 07:00開始–

そのままオモプラータに
エントリーするパターンもあります。

Step3. リバースデラヒーバ→デラヒーバ

次にリバースデラヒーバから
デラヒーバに変えるときです。

クローズドガードに変えようとした際に、
相手が膝を入れて防いでくることが
あります。

このままでは
クローズドガードを作ることができません。

しかし、
このときはデラヒーバを作るチャンスです。

–動画 09:23開始–

おしりを落としてひざを差してきた相手は
膝裏が空きます。

外側の足でデラヒーバフックを作ります。

Point

組手の変え方

遠い袖→近い襟

遠い襟→近い袖or踵

組手の変え方
デラヒーバでのポイントです。

相手の頭を上げさせないように
しっかりと引き付けた状態で
組手を変えましょう!

デラヒーバに対しての
相手のリアクションは
跨いでくることが多いです。

跨ぐことでHQポジションをつくり、
ニースライスやスマッシュパスに
繋げたいからですね。

これを防ぐためには
どのように対処すればいいのでしょうか?

ラクラン先生は
”相手が跨いできた瞬間に、
足で蹴って相手を崩す。”

と、説明しています。

–動画 10:25開始–

相手は蹴られたことで
バランスを崩してマットに手を付きます。

バランスを崩した相手には、
シットアップガードで攻めてもヨシ!
デラヒーバXで攻めてもヨシ!
後ろに崩してベリンボロでもヨシ!

お好きなデラヒーバのアタックで
攻めてください!

最後に

ガードリテンションは
正直地味なテクニックです。

打ち込みで練習することを
あまりしない人もいるかもしれません。

しかしながら、寝技において
非常に大切なテクニックの一種であることは
間違いありません。

そのため今回コンパクトに大切な部分が
まとまっているこの動画を紹介しました。

紹介理由

ガードリテンションの基本が
わかりやすくまとまっているから

この動画をみて
是非一度は練習してみてください。

守備力が上がると、
攻撃力も上がること間違いなしです!

この記事を読んだ後
  • ガードリテンションの
    理解が深まる
  • ディフェンス能力が向上する
Transitions and controls between RDLR, closed guard, and DLR

最後までご覧いただき、
ありがとうございました!

参考

ラクラン・ジャイルズ先生のSNSは以下の通りになります。

Instagram:

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ラクラン・ジャイルズ先生の教則は
以下の通りになります。

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