本日のテクニック
RVV BJJ先生による
フロートポジションからのパスガードです。
フロートポジションとは、
ゴードン・ライアン先生がよく使用する
トップでのポジションのことです。
ゴードンライアン先生は
いまグラップリングのNo.1選手です!
デラヒーバで足を跨いだ状態から
両手を相手の頭付近について浮いた状態で
バランスを取るポジションになります。
–動画 01:45開始–
グラップリングで他の選手もよく使用する
超強力なポジションです。
今回は
柔術でフロートポジションを使うには?!
と解説した動画です。
テクニック詳細
詳細な手順を説明します。
各動画に関してもう一度見たい場合は
動画下に記載の時間を参考にしてください!
よろしくおねがいします。
Step1. vsデラヒーバ
まず、柔術とグラップリングでは
何が違うでしょうか?
やはりグリップの有無が大きいですよね。
グラップリングでは掴めない箇所も、
柔術ではほとんど掴めます。
今回対象としたデラヒーバにおいては
以下のグリップが考えられるでしょう。
- パンツグリップ
- 襟グリップ
- 袖グリップ
どのグリップも非常に厄介です。
一つづつ潰していきましょう!
Step2. vsパンツグリップ
まずパンツグリップの相手に対してです。
グラップリングと同様に
バックステップやシンフックを使って、
パスガードを試みます。
–動画 00:45開始–
しかし相手のパンツグリップが強力で、
すぐに戻されてしまいます。
このままではパスすることが出来ません。
さらに反対のズボンも掴まれてしまったら、
強力なシンフックを作ることも出来ません。
ではこの場合どうすれば良いのでしょうか?
RVBJJ先生は2つの方法を提案しています。
- 脇を差す
- ギロチン
–動画 02:45開始–
1つ目は脇を差すことです。
相手のデラヒーバ側の脇を差します。
相手はパンツグリップのため、
どうしても脇にスペースが
空いてしまいます。
そのためトップの選手は
簡単に脇を差すことが出来ます。
2つ目はギロチンです。
相手は両腕でパンツを掴んでいるため
首を守る方法がありません。
一方、トップの選手は両腕がフリーです。
片腕で相手の顎をカップして、
反対の腕でマットに手をついて
バランスを取ります。
このとき相手の顎を
しっかりと捻ることが大切です。
顎を抱えた腕の肘をマットにつき、
そのままマウントに移行します。
–動画 02:58開始–
Step3. 襟グリップ
次は襟を掴まれたときの対応です。
柔術ではデラヒーバを作るとき、
襟を掴む選手は多いですよね?
この場合はまず
シンフックを使ってパスガードします。
–動画 03:45開始–
両手をしっかりと前について、
重心をしっかりと両手にかけます。
シンフックをセットした後は、
腰を切ってパスガードです。
下半身の力を使って
相手のグリップを切るイメージです。
他のトラブルシューティングとして
襟を掴んでくる相手は下から強引に
十字絞めを狙ってくることがあります。
この場合、
相手に引き付けられてしまっては
極められてしまいます。
そのため両手を使って、
身体を前に前に進めます。
–動画 06:00開始–
手押し車のようにして
相手の腕をバンザイさせるような
イメージです。
バンザイさせることが出来ると
そのままマウントを取ることが出来ます。
身体を前に進めることが出来ないときは
相手の腕の内側に腕を差します。
両腕のフレームを使用して
グリップカットします。
このときしっかりと胸を張ることが大切です。
Step4. vs袖グリップ
次に袖を掴まれたときの対応です。
袖を掴まれたままでは
両腕の位置をズラされて
パスガードしにくいかもしれません。
–動画 08:30開始–
しかしシンフックを作ることが出来れば
すぐにパスガードできます。
しっかりと両手に重心をかけて、
シンフックをセットします。
セットしたシンフックを伸ばして
パスガードします。
サイドポジションよりも
ニーオンベリーで抑えるのがベターでしょう。
重心が後ろの際、
ヘッドクォーターポジションの場合は
そうはいきません。
両袖を掴まれたままだと
両手をマットに着こうとした際に
後転スイープを食らってしまいます。
そのためまずは相手の片腕を直接掴み、
胸を張って片腕のグリップを切ります。
その後、反対の腕のグリップも切ります。
–動画 09:50開始–
ちょっと面倒な方は事前に防ぎましょう。
フロートポジションに入る際に、
袖のグリップを作られないポイントは
相手の二頭筋を押さえることです。
ヘッドクォーターポジションから
組手争いをしている際に、
直接相手の二頭筋を押さえつけます。
–動画 10:10開始–
そうすることで
スムーズにフロートポジションを
作ることが出来ます。
最後に
フロートポジションには
たくさんのオプションがあります。
- ニースライス
- スマッシュ
- シンフック
- バックステップ
- レッグドラッグ
- ギロチン
- キムラ etc.
トップポジションにおける
ガードポジションのようなものです。
トップから圧倒的に攻め続けたい方は
ぜひご覧ください!!
必見の動画です!
最後までご覧いただき、
ありがとうございました!
参考
RVBJJ先生のSNSは以下の通りになります。
RVBJJ先生のYou Tubeチャンネルは以下の通りになります。
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