バックポジションって、
大ピンチですよね?
- バックポジションから
エスケープできる - ピンチをチャンスに変えられる
本日のテクニック
トーマス・ミッツ先生による
バックマウントのエスケープです。
(Thomas Mietz)
見逃しがちなエスケープにも、
焦点を当ててほしいから
相手のバックポジションに
コントロールされる時間が長いほど、
逆転勝ちする可能性が
どんどん減ってしまいます。
一刻でも早くエスケープしましょう!
この動画は短い時間に
エスケープで大切なことが
ギュッと凝縮されています。
ぜひご覧ください!
- バックポジションから
エスケープできる - ピンチをチャンスに変えられる
テクニック詳細
詳細な手順を説明します。
各動画に関してもう一度見たい場合は
動画下に記載の時間を参考にしてください!
よろしくおねがいします。
Step1. バックポジションの危険性
バックポジションは試合では,
4ポイントが相手に入ってしまう状況です。
このまま何もしないと、
- 1本負け
- ポイント負け
が、考えられます。
1. 一本負け
バックポジションは
非常に相手にとって有利なポジションです。
- バックチョーク
- 送り襟絞め
- 片刃絞め
- ボーアンドアローチョーク
- 腕十字 etc.
上記のように
多くの絞め技や極め技があります。
特にグラップリングでは、
バックチョークが一番多いサブミッション
というデータもあります。

柔術でも腕十字、三角絞めの
次に多いサブミッションです。
そのためバックポジションは、
すぐにエスケープしないといけない
危険なポジションです!
2.ポイント負け
相手は両足のフックを
鼠蹊部に入れてきます。
この形がセットされてしまうと、
4点が相手に入ってしまいます。
4点を取り返すには
どうすれば良いのでしょうか?
例えば、
- スイープ2点+パスガード3点=5点
- スイープ2点+マウント4点=6点 etc.
どれも二つ以上のポイントを、
組み合わせないといけません。
相手のバックポジションに
コントロールされる時間が長いほど、
逆転勝ちする可能性が
どんどん減ってしまいます。
そのため、
一刻でも早くエスケープしましょう!
1秒、いや0.1秒でも早いエスケープ
Step2. 相手の襷下側の腕のとき
まずは相手の襷下腕側に倒れたときです。
相手に襷掛け(シートベルトクラッチ)を
作られた状態からスタートです。
両足のフックも
セットされてしまっています。
大前提として、
首をすくめてチョークを防ぎます。
首をすくめてチョークを防ぐ
–動画 00:33開始–
これをやらないと
すぐに絞められてしまいます。
絞めるのを防ぐため、
本能的にやるとは思いますが
忘れずに意識しましょう。
そして、
相手の襷上腕を内側から両手で掴みます。
つかんだのちに相手の襷下腕側に倒れます。
倒れて上になった自分の足を使って、
相手の上足の上から
相手の下足フックを蹴って外します。
–動画 00:35開始–
もし引っ掛からないときは、
下側の腕で相手のパンツを掴んで、
フックを落とします。
相手のフックが落とせたら、
相手の下足の上を通って
お尻をマットにつきます。
相手に近い腕で、
相手の足の下から腕を通します。
相手の足の間ではありません。
注意してください。
相手の足の下から腕を通す
–動画 01:05開始–
そこらブリッジしてリバーサルします。
ブリッジするときは肩でブリッジですね。
ウォーミングアップでよくやるムーブです。
斜め上を見るようにしてブリッジすると、
やりやすいでしょう!
リバーサルの後は、
サイドコントロールです。
Step3. 相手の襷上側の腕のとき
この形は柔術ではあまり良くありません。
ボーアンドアローなど
柔術着を使った絞め技を極められる可能性が
高いからです。
相手の腕にスペースを作って
親指と人差し指の付け根でカップします。
カップする手は、上側の手になります。
頭を下に下げながら両腕を使って、
相手のクラッチをカットします。
理想は
マットに着くまで頭を下げましょう。
マットに着くまで頭を下げる
–動画 02:40開始–
クラッチが解除できたら、
相手の腕を自分と相手の間に持ってきます。
その後は、
上側の腕で相手の肘をカップした状態を
作ります。
カップできたら、
お尻をずらしてマットについて
エスケープします。
相手が起き上がってきたときは
ニーシールドを使って止めて、
ハーフガードにつなげます。
最後に
エスケープはとても大事です。
エスケープが早ければ、
ポイントが入る前に
アドバンテージで止めることも出来ます。
私自身練習をすることを
忘れてしまいがちですが、
思い出したときは忘れずに練習しましょう!
見逃しがちなエスケープにも、
焦点を当ててほしいから
最後の1秒まで
勝利の可能性を残したい方は、
必見の動画です!
- バックポジションから
エスケープできる - ピンチをチャンスに変えられる
最後までご覧いただき、
ありがとうございました!
参考
トーマス・ミッツ先生のSNSは
以下の通りになります。
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