クローズドガードが強い人って、
カッコいいですよね。
- クローズドガードが強くなる！
- コンビネーションで攻めつづけられる！
本日のテクニック
ロイ・ディーン先生による
クローズドガードです。(Roy Dean)
基本のクローズドガードが強くなるから
今日は柔術を始めるうえで超基本となる
クローズドガードの動画です。
オーバーフックの形から
攻める流れを紹介しています。
–動画 00:20開始–
相手の腕を上から巻いているので
オーバーフックといいます。
日本語だとコムロックとも言われますね。
相手の上半身が上がるのを防げる
非常に強力な形です。
この動画はノルウェーでのセミナーを
録画したものになります。
ぜひご覧ください！
- クローズドガードが強くなる！
- コンビネーションで攻めつづけられる！
テクニック詳細
詳細な手順を説明します。
各動画に関してもう一度見たい場合は
動画下に記載の時間を参考にしてください！
よろしくおねがいします。
Step1. 十字絞め
まずは絞め技からです。
最初に相手のグリップを両手でカットして
オーバーフックをセットします。
仮面ライダーが変身するように！
私は仮面ライダーが変身するように！
って、習いました。（笑）
–動画 00:20開始–
ちなみに相手の襟は、
対角の襟をつかみます。
ここでワンポイント！
起き上がるようにして掴む
「対角の襟まで届かない～」って人は、
すこし起き上がるようにしてから
つかんでみてください。
マットに背中をつけたままよりも、
起き上がった方が断然つかみやすいです。
そしてよりタイトなオーバーフックを
セットするためポイントがあります。
襟を内側に開いてからつかむ！
これがポイントです。
一度襟を内側に開いてからつかむことで
相手の襟をたくさんつかめます。
そのため相手の重心が下に落ちて
よりタイトなオーバーフックを
セットすることができます！
–動画 02:15開始–
オーバーフックがセットできたら、
絞め技に移行します。
起き上がったまま
フリーな手で相手の肩口をつかみます。
肘を自分の近くに引き付けて
相手の首に前腕が当たるようにします。
当てた前腕で
相手の首に圧を加えて絞めます。
Step2. ストレートアームロック
次は極め技です。
相手の腕を極めます。
オーバーフックをセットした状態から
説明します。
相手のフリーな腕の肘当たりを押して
身体を半身にします。
相手の腕を押したことで
スペースができたので、
エビをしておしりをズラしてさげます。
–動画 03:45開始–
エビをしておしりをずらしたときに
オーバーフックしている側の足裏で
相手の腰を踏みます。
足裏を踏んだまま膝を肩甲骨に当てて
下に重心をかけることで腕が極まります。
足裏をしっかりと相手の腰にセットすると、
膝で相手の肩に加える力が強烈になります。
Step3. オモプラータ
続いてはオモプラータにつなげます。
ストレートアームロックに対して
腕を曲げてきた相手に狙います。
ロイ先生は2パターンを説明しています。
- キムラで極める
- オモプラータで極める
まず、キムラで極める場合です。
膝を肩甲骨にあてたまま
相手の曲げた腕の手首をつかみます。
そのまま上方向に押し込み、肩を極めます。
–動画 06:00開始–
極めるポイントは
相手の肩を両足で挟むことです。
相手の肩を両足で挟む！
相手の肩をロックして、
テコの原理を適用するためです。
相手の肩がぶらぶらと緩いと
極まらないので注意してください。
もし、相手がキムラを嫌がって
腕を伸ばしてきたときは
そのまま相手の両腕を抱えてください。
抱えた後は、
自分の耳に相手の手首を当てます。
相手の肩に膝でプレッシャーを加えて
ストレートアームロックで極めます。
続いてはオモプラータで極める場合です。
相手の顔を手で押してスペースを作ります。
できたスペースに足を回して
足首を相手の首に当てます。
–動画 06:37開始–
当てた足首で相手の顔を遠ざけながら
相手と頭の位置を180度の位置関係にします。
このとき
外側の足でマットを蹴ると
移動しやすいです。
外側の足でマットを蹴る
–動画 07:30開始–
寝たままだと極まらないので、
長座の体勢になって極めます。
起き上がるときのポイント！
曲げた足を伸ばす反動を使う
腹筋だけで起き上がるのは、
非常にしんどいです！
頭の位置をズラした際に曲げた足を伸ばす
反動を使って起き上がってみてください！
反動を使うか使わないかには、
大きな差がありますよ。
寝たままでずっといると、
跨がれたり前転されたりしてしまうので
注意してください！
Step4. V1 アームロック
オーバーフックを抜こうとする相手に
対してのカウンターです。
オーバーフックを外すために
相手はどうしてくるでしょうか？
まず、掌を真上に向けてきます。
そして腕を引いて
オーバーフックを緩めます。
緩めた後に手首を返して
肘を９０度にして抜いてきます。
キムラを極められるような形で
抜いてきます。
このように抜いてくる相手には
どのように対応しましょう？
ロイ先生はV1アームロックを説明します。
–動画 10:35開始–
こんなに簡単でいいのでしょうか？（笑）
相手が腕を抜くために
掌を上に向けてきたときにエビをします。
相手と自分の間にニーシールドを入れます。
巻いた腕で自分の反対の手首をつかみ、
背中を反って極めます。
Step5. アームドラッグ
V1アームロックが間に合わなかったときは
どうしましょう？
このときはアームドラッグで
バックもしくは三角絞めを狙います。
相手の二の腕をフリーな腕でつかみます。
–動画 12:45開始–
つかんだ相手の腕を下に流しながら、
自分は起き上がります。
起き上がったら、
相手の遠い脇をコントロールします。
胸で肩甲骨をしっかり押さえることが、
相手に振り向かれないコツです
この後の流れは、
今回はバックテイクもしくは三角絞めを
ロイ先生は実演しています。
まず、そのままバックを狙う場合です。
このときは
肘のフレームを使うことがポイントです。
肘のフレームを使う
肘をしっかりと地面に立てることで
起き上がりやすさは段違いです！
格好良く三角絞めに切り替える場合ですが、
これは結構難しそうですね。
ただ、私の経験から
ポイントが一点あります。
それは背中に片足をかけることです。
背中に片足をかける！
自分の身体が落ちないようにするために
相手の背中に足がかけます。
このポイントを忘れずに行うと、
首にかける足を動かすスペースができるので
スムーズにエントリーすることができます！
なので、三角絞めを狙うときは
相手の背中に片足をかけておきましょう！
–動画 14:20開始–
最後に
今回は基本であるクローズドガードが
強くなると考えたので紹介しました。
基本のクローズドガードが強くなるから
ただでさえ強力なクローズドガードですが、
オーバーフックを巻くことで
より強力になります。
基本のクローズドガードを
アップデートさせて
ガンガンアタックしましょう！
- クローズドガードが強くなる！
- コンビネーションで攻めつづけられる！
最後までご覧いただき、
ありがとうございました！
参考
ロイ・ディーン先生のSNSは
以下の通りになります。
Twitter:@roydean
ロイ・ディーン先生の教則は
以下の通りになります。
BJJ Fanatics/ロイ・ディーン
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