プレッシャーって、
あなたは言語化できますか?
本日のテクニック
鈴木和宏先生による
トップポジションでの
プレッシャーのかけ方です。
プレッシャーパスです。
鈴木和宏先生は、
トライフォース所属の柔術家です。
(トライフォース代表の
早川先生の書籍はこちらから。)
鈴木先生は、
ゆっくりと丁寧な声で説明されており
いつもとても分かりやすいです。
今回紹介するプレッシャーパスの動画は
筆者お気に入りのテクニックです。
もう一度言います。(笑)
とてもお気に入りです。
突然ですが、
あなたはプレッシャーについて
しっかりと説明できますか?
もっとプレッシャーをかけた方が
いいよ!
プレッシャーが強い相手は
嫌だよね。
こういう会話、したことありませんか?
でも、しっかりと説明出来る人って
意外と少ないと思うのです。
私自身そうでした。
言語化って本当に大事だと思います。
言語化が出来ないと、
こんなデメリットがあると思っています。
- 再現が出来ない
- 対応が出来ない
でも、安心してください。
この記事と動画を最後まで読めば、
大丈夫ですよ。
どうすればプレッシャーが加わるのか?
どうすればプレッシャーが強くなるのか?
プレッシャーという概念を、
鈴木先生が丸裸にしています(笑)
あなたのパスガードに
プレッシャーが加わると、
攻撃力は格段に跳ね上がります!
ぜひ最後までご覧ください!
テクニック詳細
詳細な手順を説明します。
動画も添えてありますので、
参考にしてください。
よろしくおねがいします。
Step.1 コンセプト
鈴木先生がパスガードのときに
いつも心がけていることは以下になります。
なぜでしょうか?
オープンガードを例に考えてみましょう。
相手にプレッシャーをかけずに、
パスガードを狙うと
自分だけ疲れてしまいます。
絶対嫌ですよね(笑)
ただ直立しているだけでは、
相手にガードを作られて
自由に攻められてしまいます。
これも嫌です。。。
一方、プレッシャーをかけると
どうなるでしょうか?
相手にプレッシャーがかかると、
相手はプレッシャーを止めるor跳ね返すために
かなりのエネルギーを使う必要があります。
長々と書きましたがまとめると、
圧力が強いのはシンプルにしんどい。(笑)
では、
どのようにプレッシャーをかけましょう?
鈴木先生が説明するポイントは3つです。
それぞれ深堀りしてみましょう。
Step.2 相手にもたれかかる
膝立ちのベースを例に説明しています。
相手はニーシールドの状態です。
直立の状態ではなく、
体重を相手にかけます。
胸を張るようにして、
相手の足に体重をかけます。
相手は押し返す力が必要なので、
それだけで疲れてしまいます。
自分は乗っているだけなので
ほとんど体力は使いません。
重力を味方につけること、大切ですね。
Step.3 相手の足裏が触れないようにする
ここからは、オープンガードの説明です。
相手の足裏が腰に当たっていると、
体重が分散してしまいます。
体重が分散してしまうと
強いプレッシャーをかけることは難しいです。
では、どのように防げばいいのでしょうか?
鈴木先生は
足を流すもしくはピンすることが
大切と解説しています。
相手の足をコントロールした状態で
体重をかけると
相手は腕のフレームで止めてきます。
ここからパスガードするまでは
次のポイントです。
Step.4 相手の腰に落ちる
これはどういうことでしょうか?
相手の肩に向かって落ちた場合と比較します。
肩に落ちる場合、
自分は上から下、
相手は下から上に力を加えます。
これでは相手は同じ軌道で力を加えれば良く、
相手はあまり疲れません。
つっかえ棒にただ乗るだけです。
鈴木先生がオススメする腰に落ちる場合は
どうなるのでしょうか?
相手の肩に落ちる場合と比べて
すこし下方向に落ちます。
動画でも分かる通り、
相手は斜め方向にしか押すことが出来ません。
非効率な押し方であり、とても疲れます。
相手のフレームが弱まったら、
サイドポジションに移行して
パスガード完成です。
Step.5 他のシチュエーション
ここではニーシールドに応用します。
Step.2のときと同様にして
相手に体重を浴びせます。
オープンガードと異なり、
Step.3のように
足裏を当てられることはありませんが、
膝で体重を分散されてしまうのはNGです。
そのため押して胸を張ることが大切です。
相手は両腕のフレームで止めてきます。
このときも先ほどと同様に
上方向に体重をかけるのではなく、
腰の位置に落ちるようにします。
相手がパスガードに、
必死に耐えてきても大丈夫です。
安心してください。
この位置をキープするだけで
相手はめちゃくちゃ疲れます。
可能であれば足先で踏ん張って、
下半身の力も使いましょう。
受け手の澤田先生のように
相手はうめき声が出ること間違いなしです。(笑)
他にはラッソーガードや
デラヒーバガードにも応用可能です。
最後に
プレッシャーって、言語化が難しい。
そう考えていたときに出会った動画です。
プレッシャーという概念を
明瞭に言語化しており、
とても分かりやすかったので紹介しました。
後半にあるトライフォース講師陣との
質疑応答や技研究はとても参考になります。
この動画はボトム編もあります。
ぜひボトム編も見逃さず視聴ください!
最後までご覧いただき
ありがとうございました!
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