ADCCのルールを再確認して、本戦をもっと楽しもう!

Blog/ブログ

モッティー、おめでとう!!

この記事を読んだ後
  • ADCCのルールについて理解できる!
  • イワモッティーの試合が
    より楽しめる!
  • 9月の本戦が待ち遠しくなる!

こんなあなたにオススメ

オススメの人
  • ADCCのルールを
    よく分かっていない方!

2022年ADCCアジア・オセアニア予選優勝!

イワモッティーこと岩本健汰選手
オーストラリアで行われた
2022年ADCCアジア・オセアニア予選で
優勝しましたね!

The Matchと同日でしたが、
こちらもタイムラインは大盛り上がり。

盛り上がるタイムラインに、

こんなツイートも。笑

試合に関しては、
初戦と二回戦に関しては圧勝でしたね。

三回戦はラストに
バックポジションを取り切り勝利。

準決勝は、
ラストにバックを取られそうになったときは
本当にヒヤヒヤしました。

しかし、延長で4つ組から
豪快なテイクダウンで勝利。

痺れましたね!

優勝を決めた決勝のテイクダウンも
感動しました。

どれも素晴らしいモノを
見させていただきました。

と、同時にこんなことを
考えてしまう自分が。。。

あれ?!
ルールがイマイチ分からない。笑

こんなことは聞いた経験が有りませんか?

ADCCで勝つためには、
レスリング力が必要。

ごめんなさい。

フーンと聞き流して、
しっかりとルールを

理解はしていませんでした。笑

でも、そんな方って

意外と多いのでは?

岩本選手は優勝したので、
9月にラスベガスで行われる本戦に出場します。

それまでにルールを

しっかりと理解しておきたいな。

そうすればもっと楽しめるな!

そう考えていま一度調べてみました。

皆さんもぜひ参考にしてみてください。

では、行ってみよう!

ルール全容

今回は公式サイトを参考にしました。

ADCC Rules & Regulations • ADCC NEWS
ADCC CHAMPIONSHIP RULES & REGULATIONS OVERVIEW The Championship is tournament style and only winner goes through to the next round. Gi (Kimono), Wrestling

和訳は「DeepL翻訳」というサイトを
参考にしています。

DeepL翻訳:高精度な翻訳ツール
テキストや文書ファイルを瞬時に翻訳します。個人でもチームでも、高精度の翻訳をご活用いただけます。毎日、何百万もの人々がDeepLを使って翻訳しています。

ここで読者の皆さまにお願い。

お願い

英語が苦手な面もあります。
間違っている箇所がおそらく有ります!

見つけた方は、連絡ください。
すぐ修正します!

ルールに関して、
全体をまとめると大きな特徴は3点。

ADCCの特徴
  1. 試合の後半からポイントがつく!
  2. テイクダウンとスイープに
    それぞれ2種類の加点がある!
  3. 引き込みがマイナスポイント!

引き込みにマイナスポイントがつくから、
レスリング力が大切になるのですね。

では、それぞれ深堀りしてみます。

Overview:概要

まずは概要であるOverviewから。

  • トーナメント方式であり、
    勝者のみが次の試合に進める
  • ギやレスリングシューズの使用は任意。
  • 身体や衣服に滑りやすいものは使用不可
  • マット面積は10m×10mであり、
    ケージやフェンスは使用しない。
  • レフェリーは、
    選手がマットから出てしまった場合は
    マットの中央で試合を再開する。

ギの着用は任意のため、
上半身裸で試合をする選手もいますね。

だからオイルレスリング。笑

ちなみに再開の仕方は
以下のパターンがありました。

  1. レフェリーが
    「ストップ」と言ったときと、
    同じポジションで再開する
  2. ポジションが決まっていない状態では、
    両者スタンドから再開する
  3. 選手がシングルもしくは
    ダブルグリップをしていた場合は、
    同じポジションから再開する

3つ目の再開の仕方は、
おそらくシングルレッグと
ダブルレッグのことです。

間違いでしたら修正します!

How You can Win:勝ち方

  • 1本、ポイント、レフェリー判定、
    相手の失格の4種類です。
  • 1本は、一方の選手が
    腕・足・口頭でタップもしくは
    ギブアップした場合。
  • 同点ポイントの場合は、レフェリー判定。
  • 生命の危険などを感じたときは
    レフェリーが試合を止めることもある
  • 禁止事項を起こした選手は、失格となる。

この部分は、
一般的な寝技の試合と同じですね。

サクッと流します。笑

Time Limit:時間

時間ですが、
本戦と予選に違いがあります。

さらに前後半にも特徴が!

世界選手権(本戦)

予選ラウンド

10分。決着がつかない場合は
最大1回5分の延長戦。

  • 前半5分 得点:
  • 後半5分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント
  • 延長5分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント

の場合は5分の延長戦(有得点)。(最大1回)

決勝戦、無差別決勝戦、スーパーファイト

20分。決着がつかない場合は
最大2回10分の延長戦。

  • 前半10分 得点:
    マイナスポイントのみ
  • 後半10分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント
  • 延長10分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント

最大で40分行う可能性があるなんて、、、

トライアル(予選)

今回、岩本選手が戦ったのが
こちらのトライアルになります。

予選ラウンド

6分。決着がつかない場合は
最大1回3分の延長戦。

  • 前半3分 得点:
  • 後半3分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント
  • 延長3分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント

の場合は5分の延長戦(有得点)。(最大1回)

決勝戦

8分。決着がつかない場合は
最大1回4分の延長戦。

  • 前半4分 得点:
    マイナスポイントのみ
  • 後半4分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント
  • 延長4分 得点:

ナショナル&オープン

予選ラウンド

6分。決着がつかない場合は
最大1回3分の延長戦。

  • 前半3分 得点:
  • 後半3分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント
  • 延長3分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント

の場合は5分の延長戦(有得点)。(最大1回)

決勝戦

8分。決着がつかない場合は
最大1回4分の延長戦。

  • 前半4分 得点:
    マイナスポイントのみ
  • 後半4分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント
  • 延長4分 得点:
    プラスポイントマイナスポイント

LEGAL TECHNIQUES:使用可能な技

ざっとこんな感じです。

  • 絞め技
    (ただし手で気管を防ぐものは除く。)
  • アームバー
  • ショルダーロック
  • リストロック
  • レッグロック
  • アンクルロック
  • カンオープナー
  • ツイスター

IBJJFでも解禁されましたが、
ヒールフックはOKです。

さらにツイスターもOKなんですね!

ちなみカンオープナーは、
首にプレッシャーをかける技です。

詳しくはこちらの動画をごらんください。

クローズドガードが好きな
柔術家泣かせの技ですね。涙

ILLEGAL TECHNIQUES:禁止技

禁止技も並べてみるとこんな感じ。

  • スラムは相手がサブミッションで
    固めている場合のみ有効です。
    (相手が解除したら
    スラムをしてはいけません。)
  • フルネルソン、クルシフィクス
  • テイクダウンを狙う相手の頭や、
    背中に乗った相手の頭をはたく
  • 相手が背中に乗っているときの前転
  • いかなる種類の打撃
  • 目潰し、フィッシュフッキング
  • 親指を立てること
  • ひっかき、つまみ、噛みつき
  • 急所への攻撃
  • ギロチンで顎をひねること
  • 4本以下の手指をつかむ
    &5本以下の足指をつかむ
  • Tシャツや短パンをつかむこと
  • 耳や髪を引っ張る

え?クルシフィクスって禁止なの?

安心してください。

ここでのクルシフィクスは
以下のような形です。

これがNGな理由は、
両肩をコントロールした状態で、
ネッククランクを行うためです。

なので、バレット・ヨシダ先生が
得意なクルシフィクスは使用可能です。

そしてスラムが条件付きではありますが、
OKである点は面白いですね!

バギーチョークを狙う相手を落として、
KO勝ちしている試合がありましたね。。。

POSITIVE POINTS:プラスポイント

すべてのポジションは、

3秒キープしないと加点されません。

  • +3点 ガードパス
    相手の背中の75%以上が
    マットの上にあるようなコントロールが
    必要です。
  • +2点 ニーオンストマック
    いわゆるニーオンベリーです。
    反対の足の状態はなんでもよいですが、
    膝の位置は相手腹部中央が必須です。
  • +2点 マウントポジション
    両膝は肩のラインよりも下で
    マットにつくこと、
    相手の背中がマットにつくことが
    必須です。
    リバースマウント
    S字マウントも加点対象です。
  • +3点 バックポジション
    両足を鼠径部に当てるフック
    もしくは4の字フックが加点対象です。
    フックが肩にかかった状態は、
    加点対象ではありません。
  • +2点 テイクダウン
  • +4点 クリーンテイクダウン
    ADCCの特徴が来ましたね。
    相手を倒した後に
    ハーフガードなどに入ると、2点。
    一気にサイドポジションなど
    ガードの外に出ると4点です。
  • +2点 スイープ
  • +4点 クリーンスイープ
    +2点 or +4点かの判断基準は、
    テイクダウンと同じ考え方でOKです。
    スイープにはリバーサルも含まれます。

スイープは相手から攻撃を受けて、
上になった場合は加点されません。

例えば相手がトップから
フットロックを仕掛けてきて下になった際に、
ディフェンスからトップポジションをとっても
加点されません。

加えて最大ポイントを優先するルールも
あります。

ガードパスからそのままマウント
もしくはニーオンストマックに切り替えても、
その際は、ガードパスの3点のみになります。

例えば、
クローズドガードからのヒップスロー。

IBJJFルールではスイープの2点と、
マウントの4点で合計6点ですよね?

ADCCルールでは、
クリアスイープの4点のみとなります!

ここでもIBJJFルールとは違いがありますね!

NEGATIVE POINTS:マイナスポイント

マイナスポイントが入る条件は、
以下の通りです。

  • 引き込み
  • マットから逃げる
  • サブミッションの場外エスケープ
  • ファイターやコーチの良くない行動
  • 消極的な試合運び

ポイントが加算されない前半から
消極的な試合運びをする選手には、
後半が始まってすぐに
マイナスポイントを
加算される場合があります。

なお、八百長、禁止技、故意の打撃は
失格です。

OTHER TOPICS:その他

その他の細かいルールは以下になります。

  • マウントやサイド、ガードポジションから
    サブミッションを仕掛けて
    下になった場合は、
    相手にスイープポイントは加点されません。
  • 相手のスイープに
    サブミッションを仕掛けた際は、
    相手がサブミッションから逃れて
    トップポジションになると
    スイープのポイントが加点されます。
    これは相手が先にスイープのモーションに
    入っていたためです。
  • テイクダウンに対して
    3秒以上カメの形を取ると、
    相手にテイクダウンのポイントは
    加点されません。
  • テイクダウンを成功した後、
    3秒以内に引き込みもしくはカメになると
    マイナスポイントが加算されます。
  • 両者スタンドから
    片膝もしくは両膝を
    マットについた状態が3秒以上経つと
    マイナスポイントが加算されます。
  • 3秒以上、テイクダウンを試みたのちに
    引き込んだ場合は
    マイナスポイントは加算されない。
  • 目つきや出血、金的攻撃による
    回復時間は2分間です。
    続行不可能の場合は、負けとなります。

疲れたのでサラッとですみません。笑

グラップリング世界一を決める大会!

以上がルールの全貌になります。

改めて特徴は3点。

ADCCの特徴
  1. 試合の後半からポイントがつく!
  2. テイクダウンとスイープに
    それぞれ2種類の加点がある!
  3. 引き込みがマイナスポイント!

引き込みがマイナスポイントのため、
レスリングができた方が
勝てる可能性は大ですね。

この記事を読んだら、
ルールに関してはもう大丈夫でしょう!

オススメの人
  • ADCCのルールを
    よく分かっていない方!

9月にラスベガスで行われる本戦が
待ち遠しいですね。

岩本選手は誰と試合をするのでしょうか?

-76.9kg
  • JT Torres
  • Oliver Taza
  • Tommy Langaker
  • Kade Ruotolo
  • William Tackett
  • Micael Galvao
  • Roberto Jimenez
  • Lachalan Giles
  • Lucas Lepri
  • Davi Ramos
  • Nicky Ryan
  • Garry Tonon
  • Dante Leon
  • Renato Canuto

全員、化け物ばかりですね。

ここに殴り込みにいくなんて。。。

ここに殴り込みにいくなんて。。。

でも、メチャクチャ楽しみです。

岩本選手がどこまで行くのか?!

引き続きみんなで応援しましょう!!

頑張れ!イワモッティー!!!

この記事を読んだ後
  • ADCCのルールについて理解できる!
  • イワモッティーの試合がより楽しめる!
  • 9月の本戦が待ち遠しくなる!

コメント

タイトルとURLをコピーしました