足関節技のトレンドを学び、
そして時代を先取りしよう!
この記事を読むと。。。
今回はこの動画を見て感じた
足関節技のトレンドと学び方について
書きました。
IBJJFルールでも茶・黒帯では
ヒールフックがOKですが、
練習はしていますか?
どのようなテクニック体系があって、
どのように練習すればよいのか?
意外と分からない人も
多いのではないでしょうか?
そんな迷える仔羊のために
書いてみました。(笑)
もちろん足関節技について知識がある方でも
楽しんでいただけるように
最先端のテクニックまで書いています!
この記事では3つのテクニック体系について
説明しました。
あれ?数字が違うだけ?
そんなことはありません。(笑)
それぞれ詳細に書きましたので、
ぜひ最後までご覧ください。
一番最後には防ぎ方を学ぶために
オススメの教則まで述べていますよ。
では、どうぞ!!
レッグロック1.0
レッグロック1.0とは?
ジョン・ダナハー先生が確立した
足関節技システムがレッグロック1.0に
当たります。
John Danaher le philosophe du Jiu-jitsu brésilien :
— Les Grapplers 🥋 (@LesGrapplers) February 13, 2021
« Pour un individu le plus grand des cadeaux que l’on peut recevoir du jujitsu, c’est l’idée de résoudre des problèmes sous stress à chaque seconde de chaque combat, résoudre le problème que mon adversaire me présente. » 1/6 pic.twitter.com/dtmLfcimsK
- リバースX→サドル→内ヒール
- シントゥシン→外掛け→外ヒール etc.
上記のようなテクニックが該当します。
相手の内側をコントロールして攻める
テクニック体系です。
ゴードン・ライアン先生や
ゲイリー・トノン先生が
ガンガン極めまくったテクニック体系に
なります。
システムとして広めたのは
ジョン・ダナハー先生ですが、
かなりクラシカルなテクニックですね。
日本でも古くから使われている
テクニック体系です。
外掛けからのヒールフックは、
日本人MMAファイターが
世界の選手を相手に極めていましたね。
今成正和先生の今成ロールからの極め方も
このカテゴリに入ると思います。
このカテゴリを学ぶには
ジョン・ダナハー先生がオススメです。
ボリュームは多いですが、
まさに0から学ぶ事ができます。
日本語で学びたい方は、
今成先生がオススメです。
購入サイトは英語ですが、
教則動画自体は日本語ですので
安心して視聴できます。
レッグロック1.0の弱点
カウンターのテイクバック
これにつきると思います。
もちろんこの対策を防ぐ方法はありますが、
外掛けやサドルにカウンターで
テイクバックを狙う選手が増えてきました。
足関節技を極めるには
膝の位置が超重要です。
しかし、膝が抜けて相手に潰されてしまうと
たちまちバックを取られてしまいます。
ルオトロ兄弟などが得意ですよね。
Proud of my brown belts! Ruotolo Brothers WNO “Ws” 🔥🔥🔥 pic.twitter.com/bsl708cr7v
— Andre Galvao (@Galvaobjj) May 1, 2021
レッグロック2.0
レッグロック2.0とは?
ここで一気に注目を浴びる
テクニック体系が現れます。
おそらくADCCでのこの試合がきっかけ。
Kガードや50/50、バックサイド50/50で
攻める形がメインストリームに出てきます。
先ほどのラクラン・ジャイルズ先生や
クレイグ・ジョーンズ先生が有名でしょうか?
50/50やバックサイド50/50は
先ほどのサドルや外掛けに比べて、
カウンターのテイクバックが
取られにくいです。
Kガードからエントリーして足を差し込み、
バックサイド50/50を狙う。
相手の外側を回って
足関節技に繋げるスタイルです。
柔術ではマトリックスと言われる
テクニック体系ですね。
Kガードは
クローズドガードやデラヒーバガードからも
セットしやすいです。
マトリックスという類似テクニックもあるので
柔術オンリーの方にも比較的馴染みやすいのが
2.0の特徴でもあると思います。
この技術体系を学びたいときは
ラクラン先生が一番です。
しかし、半端ないボリュームなのでご注意を。
日本語でパパっと学びたい方は、
米倉大貴先生のプライベートレッスンが
オススメです。
Kガードの使い方や、
50/50での極め方は間違いなく日本一です。
レッグロック2.0の弱点とは?
2.0の弱点は2つあると思います。
- 相手の足が遠いとエントリーできない。
- 50/50は相手も狙える形
Kガードのようなエントリーは
相手の足が近い方が
確実にエントリーできます。
相手が足関節技の展開を嫌い、
足が遠い前傾姿勢を取ってくると
エントリーがかなり難しくなります。
足を取ろうとしても
相手の両手で捌かれる+距離を取られると、
かなり厳しい展開に繋がります。
自分も試合で
この経験をしました。(涙)
レスリングが得意な相手で、
足を触ろうとすると
スプロールされて防がれる。
そのまま負けてしまいました。
オープンガードゆえに
避けられない課題だと思います。
これは内側をコントロールして攻める
1.0の方が優れている点になります。
またバックサイド50/50から
極めることができるといいのですが
相手が回転して対応してくると
50/50になります。
これは相手にとっても50/50です。
そのため相手と
「ヨーイ、ドン!」の勝負になります。
練習を重ねて精度を高めないと、
逆に相手に極められてしまいます。
なぜ50/50に回られしまうのでしょうか?
それは相手のかかとを
一度持ち上げる必要性があるからです。
この極めるまでの過程があるので、
50/50になってしまう可能性が
生まれてしまいます。
レッグロック3.0
レッグロック3.0とは?
2.0の弱点を克服するために
生まれたテクニック体系が3.0です。
具体的にはFalse Reapという
テクニックです。
このテクニックがいま、海外ではアツいです。
コール・アバテ先生や
ジェイコブ・コウチ先生が有名ですかね?
具体的なやり方は以下の通り
このスタイルは2.0と異なり、
相手の片足をまずコントロールするため
相手との距離をコントロールできます。
さらにスイープした際も
相手のかかとはすでに上がっているため
すぐにヒールフックが極まります。
加えて膝を抱えているため
相手は膝を抜くことができず
カウンターのテイクバックも
取られにくいです。
素晴らしいですね。
ではどのように学びましょう?
正直、個人的にはまだお気に入りの教則は
ありません。
InstagramやYouTubeといった
SNSを駆使して研究を重ねることが
大切だと思います。
それぞれ以下がオススメです。
Instagramは、
Robert Degle先生です!
ブラウザ上で表示されない方は、
ぜひInstagramで開いてみてください。
見たことある人が出てきます。(笑)
足関節技に関して
かなり高いレベルのテクニックを
投稿されています。
そのため1.0~3.0まで全て学べます。
SNSの海で探すのは面倒くさい。
そんな方には、
日本人トップの方で
プライベートレッスンするのが
かなりオススメです。
時間をお金で買ってください。(笑)
今までグラップリングの
スパーリングをしてきて、
杉本孝先生や大嶋聡承先生が
このテクニックに関して
メチャクチャ上手かったです。
大嶋先生は
寒河江寿泰先生と研究を重ねたと
おっしゃっていたので
寒河江先生もかなりの技術レベルにあると
考えられます。
Kガード→ BS50/50→マイキーロック pic.twitter.com/uCbbABeinb
— sousuke (@koke_maro222) November 6, 2021
(師弟関係!)
どれを練習するべきか?
レッグロック
個人的な見解ではありますが、
以下の感じがいいのではと思っています。
- 足関節を練習したことがない
→レッグロック1.0 - オープンガードやマトリックスが得意
→レッグロック2.0 - 足関節の最先端を学びたい
→レッグロック3.0
インプットの仕方
本文中でも述べましたが、
もう一度まとめてみました。
防ぎ方
足関節技のアタックを学んだ後は、
ディフェンスを学びましょう。
このテクニック全般を防ぐための教則で、
オススメはあります。
この中で取り上げられているZガードは
レッグロック3.0に当たるテクニックです。
個人的には
ダースチョークのカウンターが好きで、
スパーリングでもガンガン使っています。
成功率はかなり高めです!
足関節技の世界に飛び込もう!
今回は足関節技のトレンドと学び方について
書きました。
いかがだったでしょうか?
IBJJFルールでも茶・黒帯では
ヒールフックが解禁されたいま、
なにも学ばないのはオススメできません。
この記事を通じて、
ぜひ足関節技の世界に
飛び込んでみてください。
まだ練習したことない人は、
寝技がさらに楽しくなりますよ!
長文のこの記事を
最後までご覧いただき
ありがとうございました!
公式グッズ
Suzuriにて公式グッズを販売しています。
オススメはギロチンTシャツ!
マウントからギロチンを極めている写真を
前面にプリントしたTシャツです!
ぜひチェックしてください。
追記:Twitterでのリアクション
Twitterで足関節に造詣が深い方々が
たくさんのリアクションをくださいました。
3.0で紹介されているような動きは実際には1.0の頃からあります。エスケープを防いだり、極めるには逆足のコントロールはとても大事です。
— 寒河江寿泰 (@Toshiyasu_Sagae) May 3, 2022
ダナハーはインサイドを取るガードが有利だと提唱していましたが、ラクランが不利と思われていたアウトサイドのガードからKガード→…続く。 https://t.co/CrMLeoMxHC
個人的にはレッグロック3.0が使いやすいと思います!! https://t.co/u7HDdhTT5w
— sousuke (@koke_maro222) May 3, 2022
2.0は足を深く入れて極め迄いくのが難しく、ラクランやクレジョンのように使いこなせている選手が少ない印象です。日本では寒河江さんがNO.1です。
— 杉本 孝 Takashi Sugimoto (@sugitaka0613) May 3, 2022
3.0は一昔前エディカミングスやってたのが原型な気がします。最近出て来たテクと言うよりは元々あったものかなと思います。 https://t.co/wJeIzEj2fO
2.0は足を深く入れて極め迄いくのが難しく、ラクランやクレジョンのように使いこなせている選手が少ない印象です。日本では寒河江さんがNO.1です。
— 杉本 孝 Takashi Sugimoto (@sugitaka0613) May 3, 2022
3.0は一昔前エディカミングスやってたのが原型な気がします。最近出て来たテクと言うよりは元々あったものかなと思います。 https://t.co/wJeIzEj2fO
某プロダクション様より戴いた未消化の教則DVDの撮影依頼がちょうど一件あるので、下前さんの「レッグロック3.0」の記事を参考にしながらやってみようかと思います!笑
— 高橋“SUBMISSION”雄己 (@Takahasi414yk) May 3, 2022
続報をお待ち下さい! https://t.co/pCIkVSRPNh
リアクションをしていただいた
全ての方々、ありがとうございました!
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